1.ラミレジィの繁殖 – 繁殖形態とその習性について

ラミレジィの繁殖形態について紹介します。ラミレジィは基質産卵型(オープンスポウナー)と呼ばれる産卵形式のシクリッドです。これは平たい石や幅の広い水草、流木の上など、見通しが利くまとまったスペースがある所に産卵を行い、主にメスが卵を守り子育てをします。

ココナッツシェルターに産卵したコバルトブルーラムの様子

ココナッツシェルターに産卵したコバルトブルーラム

オスは直接的に卵や稚魚の周りを守るよりも、主にもっと広い範囲のテリトリーを守るように行動が多く、狭い水槽では子育てに参加しないように見える事も少なくありません。これはアピストグラマの仲間にも共通して言える行動と言えるでしょう。

アピストグラマの場合、オスのテリトリーは種類にもよりますが、半径150cmほどの範囲とされており、ラミレジィについてもそれほど大きな違いは無いと考えられています。よほど大きな水槽でなければ、充分なテリトリーの確保は難しいと言えるでしょう。

繁殖をさせるのにはそれほど大きな水槽は必要なく、基本的には1ペアが飼育できる大きさの水槽であれば、不可能ではありません。しかし、水槽が狭すぎるとペアの仲が悪くなる場合に特にメスが気下切れないことも多くなるため、繁殖の成功率は低下する傾向にあります。

ラミレジィの繁殖方法 コンテンツ一覧

1.ラミレジィの繁殖 – 繁殖形態とその習性について
2.ラミレジィの繁殖に挑戦 – 水槽の大きさ、設置環境などに配慮
3.ラミレジィの子育て – 順調に育成するためのフィルター設備
4.ラミレジィの育成 – 初期飼料と稚魚を育てるコツとポイント

魅惑のラミレジィ コンテンツ一覧

■ラミレジィ 種類図鑑 – 多彩な色彩を持つ改良品種の種類と特徴を解説
■ラミレジィ 飼育マニュアル – 必要な水槽の大きさや適した飼料(餌)、水温・水質やフィルターの適正など
■ラミレジィ 混泳マニュアル – ラミレジィ同士の混泳~種類別の相性の良い熱帯魚の紹介
■ラミレジィの繁殖方法 – 繁殖形態~必要な水槽設備、稚魚の育成方法など
■ラミレジィの病気と治療 – 症状と必要な治療に使う魚病薬の種類など
■ラミレジィ Q&A – よくある質問とアドバイス集
■ラミレジィ 水槽紹介 – アクアリストの水槽をご紹介

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