このページではラミレジィとナマズの仲間との混泳についてご紹介します。ナマズの仲間は世界中に分布する非常に多種多彩なグループです。
熱帯魚として売られている種類としても最も多い魚種の一つになります。小さいものは数cmから大型の物は1~2mまで成長する世界最大級の淡水魚として知られる物まで非常に多くの種類が存在しています。
ラミレジィと混泳可能なナマズについては、種類にもよって性格もかなり違う為、一概には言えませんが、概ね3~15cmほどのサイズに留まる種類と言えます。同じ南米産のナマズ類では、相性の良いグループとして、まず一番に掲げられるのは毎年のように新しい種類が発見される、コリドラスの仲間と言えるでしょう。
昔は水槽のお掃除さんとしてしか利用されませんでしたが、現在は非常に多くの種類が存在し、一般的な安価な種類から数万円もするマニア群れの高価なものまで様々です。コリドラスの仲間については特にラミレジィと飼育するのに制約がある種類は殆どおらず、原産地も同じで水底付近を泳ぐ混泳相手としては最も適したものです。
次に人気の高い、プレコの仲間ですが、主に小型の種類については問題なく混泳できます。色彩が美しく、観賞価値の高いインペリアルゼブラやキングタイガー、クイーンインペリアルと言った主にペコルティアと呼ばれるグループのプレコや、水槽に生える茶色のコケを喜んで食べてくれるブッシープレコの仲間なども混泳相手としては便利な存在です。
プレコの仲間に近いグループとしてオトシンクルスの仲間やファロウェラの仲間もおり、これらはサイズ的にも小型の種類や温和なものが多く、水槽の掃除役としてラミレジィと混泳させるのにはお勧めできるグループです。
これらのナマズ以外の南米原産の種類としては、あまり大きくならないドラスの仲間やピクタスを代表に小型のピメロドゥスの仲間なども混泳させる事は可能です。
次にアジア~アフリカに分布するナマズについていくつか掲げてみます。これらの種類は南米産と比べ、やや気が強い種類が多く、癖がやや強いと言えます。温和でサイズ的にもラミレジィと混泳むきな種類としては、体がガラスの様に透けて見えるトランスルーセントグラスキャットやアジア・クリスタルキャット、アフリカ産では逆さになって泳ぐ姿が特徴的なサカサナマズなどでしょうか。
ナマズの仲間はあまりに種類が多く、とても1つ1つの例を掲げきれませんのであくまで参考として考えて頂ければと思います。
混泳可能な主なナマズの仲間
- コリドラスの仲間(3cm以上の種を推奨)
- ドラスキャットの仲間(15cm以下の種を推奨)
- ピメロドゥスの仲間(15cm以下の種を推奨)
- プレコの仲間(15cm以下の種を推奨)
- オトシンクルスの仲間
- ファロウェラ・ロリカリアの仲間
- トランスルーセント・グラスキャット
- アジア・クリスタルキャット
- サカサナマズ
- その他 etc…
参照ページ:グループ別 混泳の基礎情報
シクリッドの仲間との混泳について
カラシンの仲間との混泳について
コイの仲間との混泳について
メダカの仲間との混泳について
ナマズの仲間との混泳について
その他の仲間と混泳について
飼育マニュアル コンテンツ一覧
1.ラミレジィを飼育する水槽の環境について考える
2.ラミレジィの飼育に適したフィルターの種類
3.ラミレジィの飼育に適した餌(飼料)とは
4.ラミレジィの飼育に適した水温・水質などの環境
5.ラミレジィの混泳 – 色々な熱帯魚を一緒に飼育する
魅惑のラミレジィ コンテンツ一覧
■ラミレジィ 種類図鑑 – 多彩な色彩を持つ改良品種の種類と特徴を解説
■ラミレジィ 飼育マニュアル – 必要な水槽の大きさや適した飼料(餌)、水温・水質やフィルターの適正など
■ラミレジィ 混泳マニュアル – ラミレジィ同士の混泳~種類別の相性の良い熱帯魚の紹介
■ラミレジィの繁殖方法 – 繁殖形態~必要な水槽設備、稚魚の育成方法など
■ラミレジィの病気と治療 – 症状と必要な治療に使う魚病薬の種類など
■ラミレジィ Q&A – よくある質問とアドバイス集
■ラミレジィ 水槽紹介 – アクアリストの水槽をご紹介