ドワーフシクリッドとして親しまれているラミレジィ(ラム)について簡単にご紹介します。
ラミレジィは正式な名称(学名)をミクロゲオファーガス・ラミレジィと呼びます。分類学ではスズキ目・ベラ亜目・カワスズメ科(Cichlidae)に位置する魚です。学名のままが名称の為、ミクロゲオファーガス属のラミレジィ種と言う意味です。誰でも名前は知っているエンゼルフィッシュなどと同じグループの魚になります。
ラミレジィに限らず、通称(インボイスネーム)に学名がそのまま名称として使われている魚の名前に厄介なの事が学名変更に伴い、名前の変化してしまう事です。このラミレジィは最初、アビストグラマ(Apistogramma)属とされ、次にパピリオクロミス(Papiliochromis)属に変更され、ミクロゲオファーガス(Microgeophagus)属に移され、次々と名前が変わっています。(飼育には関係の無い話ですね)
普通は名前が長いので、単にラミレジィ、もしくはラムと呼ばれる事が多いと言えます。まだ熱帯魚の種類があまり知られていない頃、このラミレジィはアピストグラマの仲間とされた為、養殖された個体が単に「アピスト」と言う名で流通し、現在でもその名残として問屋のリストは未だ、東南アジアで養殖されたラミレジィがアピストで売られる事もあります。
アピストグラマの仲間に近い種類ですが、骨格などの学術的な特徴と共に、産卵の形態が異なるなど細かい部分では色々な差異がみられます。近年には多くの改良品種が登場し、様々な品種を楽しむ事が出来るようになりました。あまり大きくならない小型の熱帯魚である為、近年に流行している卓上アクアリウムのような、小型水槽で飼えるのも人気の一つと言えるでしょう。
このサイトではこのラミレジィの飼育方法、品種カタログなど色々な情報をご提供しています。魅力的な熱帯魚であるラミレジィの魅力を1人でも多くの方に知って頂ければ幸いです。
魅惑のラミレジィ コンテンツ一覧
■ラミレジィ 種類図鑑 – 多彩な色彩を持つ改良品種の種類と特徴を解説
■ラミレジィ 飼育マニュアル – 必要な水槽の大きさや適した飼料(餌)、水温・水質やフィルターの適正など
■ラミレジィ 混泳マニュアル – ラミレジィ同士の混泳~種類別の相性の良い熱帯魚の紹介
■ラミレジィの繁殖方法 – 繁殖形態~必要な水槽設備、稚魚の育成方法など
■ラミレジィの病気と治療 – 症状と必要な治療に使う魚病薬の種類など
■ラミレジィ Q&A – よくある質問とアドバイス集
■ラミレジィ 水槽紹介 – アクアリストの水槽をご紹介