このロングフィンレインボーラミレジィはレインボーラミレジィをベースに鰭が長く伸びるロングフィンの系統を組み合わせて作出したものです。この品種を含め、ロングフィン系統はメスよりもオスのほうが鰭が長く伸長し、あまり長く伸びないタイプの個体では、メスはあまり標準の個体と違いがない場合もあります。
写真で見せているような、オス同士が縄張り争いの際に見られるフィン・スプレッティング、もしくはメスを誘うフィン・ディスプレイを行うと、オス個体の長く伸びた鰭を大きく広げて小さいながらも迫力のある容姿を魅せてくれます。但し、鰭が長いほどにデリケートになる為、オス同士の喧嘩で鰭が損傷しやすいデメリットもあるので、普通のタイプと比べてやや飼育が難しくなります。
元気な個体ほどに鰭が傷つき易いと言うジレンマの発生するロングフィン系統の品種ですが、元気のある個体は体力や免疫力も強いため、多少の傷が現れる程度では病気の心配はありません。注意すべき点として、水槽に新しい熱帯魚を導入する場合に悪い病原菌を持ち込むと傷口から感染しやすいため、一緒に飼育される場合は検疫を済ませてから行うのが無難です。
魅惑のラミレジィ コンテンツ一覧
■ラミレジィ 種類図鑑 – 多彩な色彩を持つ改良品種の種類と特徴を解説
■ラミレジィ 飼育マニュアル – 必要な水槽の大きさや適した飼料(餌)、水温・水質やフィルターの適正など
■ラミレジィ 混泳マニュアル – ラミレジィ同士の混泳~種類別の相性の良い熱帯魚の紹介
■ラミレジィの繁殖方法 – 繁殖形態~必要な水槽設備、稚魚の育成方法など
■ラミレジィの病気と治療 – 症状と必要な治療に使う魚病薬の種類など
■ラミレジィ Q&A – よくある質問とアドバイス集
■ラミレジィ 水槽紹介 – アクアリストの水槽をご紹介